「家を建てたくて情報収集してるけど、間取り図の見方がむずかしい」
「失敗しないために、基本の寸法が知りたい」
「寸法の最低基準ってあるの?」
こんなお悩みありませんか?
住宅業界では、「尺貫法」といわれる、一般の方には少しわかりにくい言葉が飛び交うことがあります。
そこで今回は、新築住宅を建てるときの基本の寸法や単位、最低の基準について詳しく紹介していきます。
これから家づくりを始める方は、ぜひ参考にしてくださいね♪
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新築住宅基本の寸法
住宅設計を行う中で基準となる基本の寸法を、「モジュール」と言います。
昔から採用されている基本寸法は「尺モジュール」、近年ではバリアフリーに対応するために「メーターモジュール」が使用させることも増えました。
さっそく、詳しく解説していきますね♪
モジュールとは
モジュールとは基本寸法のことで、1マスが何mm、何cm、何mかを認識するために定めた単位です。
- 住宅設計の場合:1マス910mm
- 廊下を1マス伸ばすと表す場合:910mm、91cm伸ばすという認識
モジュールには2つの単位を使っていることが多く、1つ目はメートル単位、2つ目は尺貫法という昔から使われている長さを表す単位です。
- 寸(すん)尺(しゃく)間(かん)のこと
- 例:455mm=尺5(1尺5寸)
間取り図ができたときに飛び交う用語なので、軽く覚えておきましょう♪
メートル単位と尺貫法の換算の仕方
住宅設計のモジュールは、910mmが基本。
尺貫法で換算すると、3尺になります。
3尺を寸(すん)尺(しゃく)間(かん)の単位で表すと、30寸や半間(はんげん)と言い換えられます。
910mm=3尺
つまり1尺は303.3333…mm
10寸で1尺なら10尺で1間=3尺=3分の1間
メートル単位では、1mmの10倍が1cm、1cmの100倍が1mと単位が変わっていきますが、尺貫法では、1寸の10倍は1尺ですが1尺の6倍が1間と、微妙にサイズが変わってきます。
微妙にサイズの表し方が違うことも、知っておくと◎
尺モジュールとメーターモジュール
住宅設計のモジュールは、910mm(3尺)とお伝えしましたが、最近では1,000mm(1m)を基本単位とするメーターモジュールも採用されるようになってきました。
メーターモジュールは、基本寸法が尺貫法より広いので、バリアフリーなどの設計がしやすいメリットがあります。
逆に基本寸法が広くなる分、値段が高くなるというデメリットも。
尺モジュールは地域によって、広さに差があるのも特徴です。
関西地方では、京間サイズと呼ばれる尺モジュールが使われていて、関東よりひと回り大きな間取りが一般的。
- 関東地方:910mm(3尺)
- 関西地方:955mm(3尺)
尺モジュールとメーターモジュールを、表で表すと次の通りです。
地域 | 尺モジュール | メーターモジュール |
---|---|---|
関東地方 | 910mm | 1,000mm |
関西地方 | 955mm | 1,000mm |
寸法が広くなると値段も上がるので、関西地方でも910mmで計算するところも増えています。
家づくりが始まると、業者さん同士の間で聞きなれない言葉が飛び交いますが、知っておくと安心ですよね。
とくに理想通りの家づくりをするには、寸法は大事なので覚えておくと良いです。
単位や最低の基準
ここからは、新築住宅の基本の単位や最低の基準について紹介していきます。
快適な家づくりをするには、寸法は重要です。
各場所の基準となる寸法を、見ていきましょう♪
①浴室の寸法
ユニットバスのサイズは、4桁の数字で表記されています。
- 1216サイズ:内寸面積:1200mm×1600mm
- 1616サイズ:内寸面積:1600mm×1600mm
- 1818サイズ:内寸面積:1800mm×1800mm
- 1620サイズ:内寸面積:1600mm×2000mm
1616mmと1620mmは浴槽の大きさは同じで、1620mmの方が洗い場面積が広いのが特徴です。
家族で一緒にお風呂に入る場合などは、洗い場が広いほうがおすすめ。
お風呂の洗い場が広い分、掃除の手間がかかったり脱衣所が狭くなったりするのがデメリット。
②トイレの寸法
トイレの寸法も、快適に暮らすために大きく影響してきます。
バリアフリー対応にするなら車いすが通れるか、手洗い場を中に設置するかによっても変わります。
ペーパーホルダーの位置や手すり設置など、必要があれば一緒に考えておくと◎
- 78cm×169cm(0.5坪)
- 123.5cm×169cm(0.75坪)
- バリアフリー対応にするなら、0.75坪以上がおすすめ
タンク付きトイレだと狭くも感じるので、慎重に検討しましょう。
③階段の寸法
階段の寸法は、階段の勾配にも影響し使いやすさが肝心です。
階段の寸法は、建築基準法施行令で決まっています。
- 1段の高さ:23cm以下
- 1段の奥行き:15cm以上
- 階段と踊り場の幅:75cm以上
上記の寸法以上であれば、違法にはなりません◎
④扉の寸法
扉のサイズを決めるときの注意点は、人やモノが実際に通れる幅は扉の幅より小さくなることです。
扉の寸法は、大きな家具が通れるかなども視野に入れて決めましょう。
- 標準扉:68cm
- トイレの扉:63cm
180度開かないタイプの扉は、扉の厚みによりさらに狭くなるので、考慮して決めると◎
⑤収納の寸法
収納の寸法は、何を収納するかで決めていきましょう。
収納するものによってサイズが変わるので、合わせるのがポイント◎
- 服の収納:奥行き50cm以上
- 布団の収納:奥行き75cm以上
- ウォークインクローゼット:50cm×50cm+通路分60cm
日々の暮らしの導線をイメージすると、設計しやすいです♪
新築住宅基本の寸法と単位や最低の基準まとめ
この記事では、新築住宅基本の寸法と単位や最低の基準について紹介してきました。
さいごに、もう一度ポイントをおさらいしていきましょう。
住宅設計の基本の寸法は、モジュールという言葉で表されます。
- 住宅設計の場合:1マス910mm
- 廊下を1マス伸ばすと表す場合:910mm、91cm伸ばすという認識
モジュールには、尺モジュールとメーターモジュールがありました。
- 尺モジュール:910mm(3尺)
- メーターモジュール:1,000mm(1m)
設計する際に寸法の範囲が広くなると、値段も高くなります♪
単位や最低の基準については、5つの場所ごとに紹介しました。
各場所の寸法を参考に、快適な空間づくりをしていきましょうね♪
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