「子供も大きくなってきたし、これから家づくりを検討している」
「将来自分の家を建てたい」
家庭を持つようになると、自分の家が欲しいと考える方って多いですよね。
家づくりで気になるのが、住宅費用!
そこで今回は注文住宅を建てたときにかかる費用について、詳しく紹介していきます。
費用の内訳や費用シミュレーションについても、解説するので最後まで読んでみてくださいね♪
元一条工務店の設計士として経験豊富な知識で、みなさんの家づくりのお悩みを解決します。
- 住宅業界歴10年
- 間取り相談実績は200件以上
家づくりを検討しているけど予算の想像つかない、もし住宅ローンを組んだら月々の返済額が気になる、そんな方はシミュレーションチェックがおすすめです。
\たった1分でわかる/
注文住宅にかかる費用の内訳は?
ひとことに注文住宅の費用といっても、さまざまなお金がかかってきます。
注文住宅を建てるのにかかる費用は、大きく分けて本体費用・別途工事費・土地購入費・その他諸費用があります。
ここからは本体費用・別途工事費・土地購入費・その他諸費用の4つに分けて、内訳を見ていきましょう。
どこにどれだけ費用がかかるかを把握しておくと、予算オーバーも防げるのでチェックしていきましょう♪
注文住宅にかかる費用の内訳①建物本体の費用
注文住宅を購入するときの建物本体の費用は、全体の70%と占める割合がいちばん多い費用です。
建物本体にかかる費用の内訳は、下記のとおりです。
本体費用 | 詳細 |
---|---|
基礎工事にかかる費用 | 床下のコンクリートや建物に沿った、家の構造全体を支える工事のこと |
仮説工事にかかる費用 | 足場の組み立て、仮設電気、水道、仮説トイレなど |
木工事にかかる費用 | 木材を使用した加工や組み立て、取り付けのこと |
内装・外装にかかる工事費用 | 内装:フローリングやタイル貼り、クロス貼りなど 外装:玄関や駐車場、庭など |
空調や設備設置工事にかかる費用 | キッチンや浴室など、オプションによって変わる |
設計料 | 3,000万円の注文住宅で、10~15%が目安 |
注文住宅にかかる費用の内訳②別途かかる工事の費用
本体に含まれない、内装や外装などグレードやオプションによってかかる費用のことです。
全体の費用の15~20%が目安です。
別途工事費 | 詳細 |
---|---|
外構工事にかかる費用 | 駐車場・門・庭・塀など、デザイン的な工事 |
配管工事にかかる費用 | 水道管やガス管を、敷地内まで引き込む工事 |
照明・エアコン・カーテンにかかる費用 | 電気のスイッチやコンセント、配電盤など (本体代に含まれることもある) |
地盤調査・地盤改良などの費用 | 必要があればかかる工事 |
注文住宅にかかる費用の内訳③土地購入にかかる費用
土地を所有していない場合は、家を建てる前に土地の購入が必要です。
土地を購入するときには、仲介手数料や税金などの費用がかかってきます。
土地購入費 | 詳細 |
---|---|
土地の取得費 | 土地取得費の平均は、1,445万円 |
不動産会社への仲介手数料 | 上限:土地売買価格の3%+6万円 |
印紙代 | 各種契約書にかかる税金 |
登記にかかる登録免許税 | 所有権の手続きにかかる手数料 |
不動産取得税 | 不動産の取得にかかる税金 |
固定資産税・都市計画税 | 土地の所有にかかる税金 |
ローンにかかる手数料 | 利息もかかる |
消費税 | 仲介手数料や司法書士の報酬にかかる費用 |
司法書士への報酬 | 登記の手続き、住宅ローンなど依頼したらかかる費用 |
注文住宅にかかる費用の内訳④その他の諸費用
諸費用とは、住宅工事とは別にかかってくる費用のことです。
家が建ったあとにも、家具や家電などの購入も必要になるので余裕をもって計画しておきましょう。
諸費用 | 詳細 |
---|---|
契約にかかる費用 | ハウスメーカーや工務店との契約にかかる費用 |
保険料 | 火災保険や地震保険など |
地鎮祭・上棟式 | 地主さんへの謝礼、お供え物など |
家具・家電の購入費 | 家が建ったら必要になる費用 |
注文住宅を建てるときには、家本体の費用はもちろんその他にもたくさん費用がかかることが分かりましたね!
注文住宅を建てるときは、全体のお金の内訳を把握しておくと予算計画が立てやすいです♪
かかる額のシミュレーション方法
全国での平均の注文住宅費用は、土地なし(すでに土地がある)で3,454万円、土地付きの注文住宅では4,257万円。
注文住宅を建てるときにの予算の決め方は、下記を参考にしてみてください。
1つずつ見ていきましょう。
費用の決め方①家計から家の購入に使う費用の額を決める
近々引っ越しや何かを始めるなど大きなお金の必要がないか、家のお金の中から手元に置いておきたいお金を決めておくことが大事です。
ギリギリの金額で設定してしまうと返済が苦しくなるので、余裕を持って費用を確保できるように計算しておくことがおすすめ。
行事が入った場合など、予備費も含めて考えましょう♪
費用の決め方②住宅ローンを借りる額を決める
月々の収入からいくらなら毎月返済していけそうか考えて、住宅ローンを借りる額を決めましょう。
一般的には、年収の25%を12カ月で割ったものが理想です。
安定した返済をしていくためにも、無理のない金額設定にすると◎
費用の決め方③家の購入額を決める
家の購入費に使える金額と、住宅ローンを借りる金額が決まったら、注文住宅の購入費用を決めます。
土地も購入する場合は、建物費用と土地費用を考慮して最終決定していきましょう。
大きな費用が決まったら、家を買う計画も立てやすくなります♪
かかる額のシミュレーション方法
ここからは、注文住宅を建てるときにかかる額のシミュレーション方法を見ていきましょう。
注文住宅を建てるときに必要な費用はどのくらいで、頭金はいくら必要かなどしっかり把握しておきたいですよね。
家計の資金計画が、失敗しないためにも必須です。
シミュレーション方法は、下記の表を参考にしていきましょう。
シミュレーションの指標 | 詳細 |
---|---|
自己資金がいくらあるか調べる | 頭金として用意できる額を把握しておく |
月々の返済額を決める | 年収の25%÷12カ月 |
建てたい家の相場を調べる | 注文住宅の全国平均や住みたい地域を調べる |
費用の内訳を把握しておく | 本体費用・別途工事費・土地購入費・その他諸費用 |
注文住宅にかかる費用のシミュレーション例
実際にかかる費用の、シミュレーションをしていきましょう。
今回は全国平均の4,000万円(土地代込み)で計算していきます。
- 前年度の世帯年収700万円(税込み)
- 毎月の返済可能額14万円(年収の25%÷12カ月)
- 住宅購入に使える費用(頭金)500万円
- 現在の年齢30歳
- 返済期間35年
- 住宅ローン返済の金利1.5%(固定金利)
- 住宅ローンを借りれる限度額4,572万円
住宅ローンの額の目安が把握できたら、実際に家の予算の内訳をシミュレーションしてみましょう。
今回は東京の3大都市に、家を建てた場合で計算します。
- 土地代1,600万円(全体の予算の40%)
- 建物にかけられる費用2,400万円
- 本体工事費用1,680万円
- 別途工事費用480万円
土地代は、家を建てたい地域よっても異なります。
内装や外装などの追加工事によっても変わってくるので、参考にしてみてくださいね。
注文住宅にかかる費用のシミュレーションを簡単に試したい方は、もげチェックで診断できます。
\住宅ローンのこともシミュレーションできる/
お金をかけて後悔のない家づくりをするか、コストを重視するのか家族で前もって話し合っておくと◎
後悔しない家づくりに関しては、下記の記事でも紹介しているので要チェック!
注文住宅にかかる費用の内訳とかかる額のシミュレーション方法まとめ
この記事では、注文住宅にかかる費用の内訳とかかる額のシミュレーション方法について紹介してきました。
家を建てるときにかかる費用の内訳を、おさらいしましょう。
注文住宅にかかる費用の内訳は、大きく分けて4つありました。
細かい費用などもあるので、必ずチェックしておくことがオススメです。
注文住宅にかかる費用のシミュレーション方法は、下記の通り。
シミュレーションの指標 | 詳細 |
---|---|
自己資金がいくらあるか調べる | 頭金として用意できる額を把握しておく |
月々の返済額を決める | 年収の25%÷12カ月 |
建てたい家の相場を調べる | 注文住宅の全国平均や住みたい地域を調べる |
費用の内訳を把握しておく | 本体費用・別途工事費・土地購入費・その他諸費用 |
注文住宅を建てるときにかかる費用は、建物本体だけではなくさまざまな場面でお金がかかります。
手数料や税金などの細かい費用も、積み重なると大きな出費になるので、しっかりシミュレーションして把握しておきましょう。
実際にこの記事を見ながら、シミュレーションしてみてくださいね♪
これから家づくりを考えている方、将来自分の家を持ちたい方は、簡単にできる予算のシミュレーションがおすすめです。
\予算で失敗したくない方向け/
コメント